雨が続いた9月最初の週の週末、雨の合間をぬって畑にやってきました。
先週まで夏日が続いていたので、この涼しさには救われます。
畑もマイナスイオンに満ちているようでとても気持ちがいい。
霧雨から雨が少し強くなってきたので外の作業はお休み。
雨除けの下でできるお仕事のお手伝いです。
ロマネスコの種から双葉がでてきたので、少し大きなポットに植え替えをします。
この苗がもう少し育ったら、今度は畑の土に植え替えて、順調にいけば12月頃に収穫になります。
ロマネスコとは
ロマネスコ?なにそれ?と思われた方は多いのではないでしょうか?この双葉から果たしてどんな野菜に育つのか?
おわかりになりますか?
想像してみてください。。。
答えは、これ。
イタリアの野菜「ロマネスコ」です。
「broccolo romanesco (ローマのブロッコリー)」と言われる、
ブロッコリーやカリフラワーの仲間のアブラナ科の野菜です。
アブラナ科の野菜ならば、健康や美容効果も大いに期待できそうですね。
最近ではスーパーで見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
名前の由来になっているだけあって、葉っぱや茎がブロッコリーに似ています。
よく見れば、双葉の茎はブロッコリースプラウトそのものです。
フラクタル構造の世界一美しい野菜
成長した姿は何とも不思議な形をしていますね。
円錐形の部分。これはブロッコリーやカリフラワーと同じように蕾なのだそうで花蕾(からい)と呼ばれています。
円錐形の花蕾が螺旋状に増えていって、その集合体のロマネスコ全体の形も、花蕾と同じ形をしています。
これは、フラクタル構造といって、「一部が全体と自己相似な構造を持っている図形」なのだそうです。
自然界にこのような性質をもったものが存在するなんて。。。
そして、ロマネスコは世界一美しい野菜と言われています。
なんかゴージャスな食卓に似合いそうですね。
さて、お話を作業に戻します。
スプラウトの、ひょろんと長くなった茎の部分をポットの中央において、土をかぶせて写真のようにほんの少しだけ茎が地上に出るように植え直していきます。
小さくて細いので、慎重に行います。
真ん中にくるように、そしてちょうどいい深さに植えるのに慣れるまで少々苦労しましたが、慣れればぐんぐん作業ができるようになりました。
こんな籠がたくさんできました。
このあと、どんなふうに成長して、あのような フラクタル構造 になっていくのか見守っていきたいと思います。
そして、クリスマスから年末年始の食卓にお届けできるよう、レシピも考えておかなくては。
また成長の様子をお届けしていきますね。