新潟の叔母から、10月の半ばに梨がどどん!と届きました。
10kgの箱で、ずっしりとした重み。中を開けると、青梨の「二十世紀」と赤梨の「あきづき」が。どちらも新潟県産です。新潟で梨といえば、洋梨の「ル・レクチェ」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。でも日本梨も栽培が盛んな地域。300年近い歴史があり、品種も豊富です。
二十世紀は子どもの頃、そのジューシーさが好きでよく食べていた記憶があります。しかし最近東京ではめったに見かけない幻のような品種に(21世紀だからか?)。消費者の好みもあるのでしょうけれど、病害虫よけに一つずつ袋がけが必要で手間がかかるため生産量が減っているようです。
あきづきは、まろやかな甘さとやさしい口当たり。冷やしてそのままいただくと、しゃりっとした食感と果汁が口いっぱいに広がります。最近は赤梨も甘くてジューシーになったので、食感も二十世紀と変わらない印象でした。
たくさんあったので、ちょうど会う予定だった友人や知人にいくつかおすそ分けしました。
とはいえ、まだたくさんある。。。残った梨はひとつずつキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、野菜庫で保存しました。2週間くらいは美味しく食べられるとのことでしたが、実際にそうでした。毎日ひとつずつ、ゆっくり味わいました。今日、最後に残ったあきづきをいただきました。

ちなみに、すりおろした梨を焼き肉のタレに加えると、これが驚くほど美味しいって、ご存じでしたか?私は韓国の方に教わったのがキッカケだったのですが、梨には肉を軟らかくする酵素があり、甘みがタレにまろやかさを添えて、旨みを引き立ててくれます。いちから作っても良いのですが市販のタレにちょっと加えるだけでもOK。
叔母の気持ちもありがたいです。梨自体もとびきり美味しかった。
秋の恵みを、まるごといただく幸せ。ごちそうさまでした。