スズメガの幼虫が、サトイモの葉に…

世田谷等々力鈴木さんの畑で、今日も雑草取りのお手伝い。
休憩時間。
ふと横を見ると、畝(うね)から離れたところに飛んできたサトイモが、風もないのに揺れている。
よく見ると、何かの幼虫が葉っぱを食べています。耳を澄ますと、食べている音まで聞こえるよう。
私の手の人差し指くらいの大きさなので、ちょっと見こわいというか背筋が「ゾクッ」とします。

聞けば、「スズメガの幼虫」だそうで。農園の方は見慣れているようでした。

私 「虫がいる!!虫がいるよ💦!」

女将さん 「スズメガの幼虫だよ。かわいいね~」

私 「え!」「でもこれ、害虫じゃないの??」

女将さん「いいじゃない。このサトイモは食べるわけじゃないんだから。たくさんお食べ~♡」

私 「えええ!でも、ほかのところには害はないの?」

五代目 「巣立っていなくなっても翌年また同じところに卵を産むそうだから、本当はよくないんだけどね」

女将さん 「へ~。でもかわいいね~全部食べちゃってもいいんだよ~」

父 「・・・」

この一家の生き物に対する愛情に、感動を受けた一場面でした。

畑にはたくさんの生き物が暮らしています。益虫を呼び寄せる工夫をしながら、害虫は駆除はしても殺生しないところがすごいところで感銘を受けます。

私は、決して虫は好きではないのですが、だんだん慣れてきました。でもとても手で触ることはできません💦どちらかと言えば、こわいです。
攻撃されないように「あなたの味方」感を出して、できるだけ気配を消して過ごしています。

山口かをる(畑料理研究家)

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