今年最後の収穫
今日を最後に2021年のピーマン、しし唐、万願寺唐辛子、パプリカの収穫を終わります。
今年は特にパプリカを、ガパオを始めとして様々な調理法でたくさんいただきました。
成長して樹木化したピーマン類を抜く前に、まだまだ採れる実を収穫。
思ったよりもたくさん採れました!(^^)!
ずっと青かったパプリカもだいぶ色付きました。
パプリカとピーマンの違いって?
ところで、ピーマンとパプリカの違いをご存じですか?
大きさや、実の厚さ、甘さ…いろいろありますね。
農林水産省のサイトによれば、
ピーマンは、ナス科トウガラシ属の植物で、原産地は中南米の熱帯地方だそうです。
対して、パプリカはパプリカは、植物学的にはトウガラシと同じ仲間で、1993年頃にオランダから輸入したのを皮切りに日本でも流通するようになったとのこと。
見かけはほとんど同じなのに、種類が違ったのは意外でした。
ピーマン
私たちが普段食べているピーマンは緑色ですが、これは未熟な状態で収穫されたもので、完熟すると、中に含まれるカプサンチンという赤い色素が増えて赤ピーマンになります。
苦味や青くささがあるため、ピーマン嫌いのお子さんもいますが、ビタミンCの量は100g中76mgと豊富で、βカロテン当量も100g中400μg含まれています。ピーマンは組織がしっかりしているので、加熱調理してもビタミンCの損失がほとんどないのが特徴です。
パプリカ
果実の色は、未熟果では緑色をしていますが、完熟すると品種によって赤やオレンジ、黄、紫、白、茶、黒、緑などカラフルな色になります。赤はカプサンチン色素、黄色はカロテノイド色素、紫はアントシアニン色素によって発色します。
パプリカは苦味や青臭さが無く、果物のような甘味があるため、サラダやマリネなど生で食べても美味しいです。また、炒め物などに入れると、彩りも鮮やかで甘味もアップします。 ピーマンに比べてビタミンCの量も2倍以上ありますし、赤パプリカはβカロテン当量も100g中1100μgと豊富です。
パプリカも加熱調理によるビタミンCの損失はほとんどありません。
同じ種からなるのに色が違うのがあるのは驚きです。紫色になりかけていたパプリカがあって、これは何だろうと思っていたのですが、アントシアニンなら喜んでいただけます。
ピーマンもパプリカもビタミンCやβカロテンが豊富で、しかも加熱にも強いのはうれしいですね!
というわけで、その他に収穫できた「しし唐」や「万願寺唐辛子」と一緒にペペロンチーノにしていただきました。
厚切りベーコンを入れて味にアクセントを。
甘く美味しいパプリカと、辛いしし唐が混じっていて楽しめました。
スーパーでは1年中手に入るので、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。