前回のブログでネギについていろいろ調べていたら、葉ネギも豆苗のように再生栽培ができるらしいことがわかりました。葉ネギの出回り量も多くなり、気候もよくなってきたので、試してみることにしました。
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Day 1 観察開始
今日近所のスーパーに行くと、葉ネギが安くなっていました。持ってみて一束の分量が少ない感じはしましたが購入しました。計量してみたら案の定55g。一束100gのネギが安くなっていた、というわけではなかったことを改めて感じながら、リベンジ?として再生して増やすことを決意した次第です。
根元を少し残して切る
ネギはパッケージに「味一ねぎ」とあり、大分県産ブランドねぎです。新鮮な感じです。
ひとまず上の方は食べる予定なので、洗って、根元5cm程度で切りました。根もすごくしっかりして元気。
ビンに入れる
小さなジャムの空き瓶があったので、これに少しだけ水を入れて切った葉ネギを投入。根の部分以上の高さに水を入れると腐りそうなので、少なめにしています。
明日の朝、水を替えてから窓辺でうっすらと?日光浴をさせるつもりです。下の方は遮光した方がよいのかな?
ではまた報告します。
Day 2, Day 4 ぐんぐん伸びている
翌朝、少しだけ根の先を切り、水を替えて窓辺に置いておきました。昨日の写真からおよそ24時間でこれだけ伸びました。
そして4日目の夕方がこちら。3日目は撮影できませんでしたが、3日目、4日目ともに朝に水を替え、日中窓辺に置いておきました。一番長くなったネギを、切り口部分から計ってみると40mm伸びていました。
ベストな方法を探しつつ、しばらくこれで続けてみます。
Day 6 新芽が出る
Day4から2日経ちました。最も長くなっていたネギをピックアップして計測したところ、96mm伸びていました。新しい芽も出てきました。
上に伸びた分、だんだんカメラが被写体から離れていきます。
Day 7 かなり長くなってきた
ネギを設置したときの傾きの違いや切り取り方などによってDay 8の方が伸びが少なく見えますが、1日で13mm伸張しています。こういった定点観測的な記録の取り方の場合、いろいろ設定が大事ですね。ついでに撮影技術と編集技術がまだまだぜんぜんだな、とアップしてみてつくづく思いました。
Day11 異変が
水だけで順調に伸びていたネギでしたが、再生栽培を開始して11日目、1本中折れしたネギが出現。水の吸い上げが悪かったのか、少しだけ根を切って翌日までそのままにしてみました。この日のネギの伸張記録は、170mm(最長ネギを計測)でした。
翌日、折れかかった1本は復調していました。一番長いネギの伸張部分は176mmありました。また、折れたネギとは別に、Day8頃から成長が止まったらしいネギが1本あり、この日撮影後に処分しました。
Day15 別れの予感
毎日ビンと根を洗って、水を取り替え、浸かる水位に気を遣い、窓辺の日当たりの良いところに置いておく生活を続けて約2週間。この日の午後は少し暑いと感じるくらいまで気温が上がっていました。窓辺のネギたちを見ると、陽光が燦々と降り注ぐ中、なんとぐったりししているではありませんか。
最初の切り口周辺はかさつき、全体的に乾燥している様子。葉も見た目通り、やわらかくなってしまい、しゃっきりしていません。根もぐにゃっとしていました。これでは水を吸い上げられなくなっていると判断し、試しに根っこを短く切ってみました。
およそ3時間後、なんとなく持ち直しました。伸張部分を計測すると、192mmになっていました。そしてこの時、そろそろ終わりが近づいてきていることを感じ始めたのでした。
Day 16 決意
持ち直してから1日弱、その後ぐったりすることはありませんでした。ただ、葉先などに枯れが出てき始め、最初の切り口周辺は乾燥して細くなったまま。そのため、このチャレンジを翌日に終わらせることを決めました。それでもネギは伸び続け、切り口から先端部までが200mmになっていました。
Day 17(最終日)収穫
足かけ3週間、葉ネギの再生栽培を水だけで行ってみました。最も長く伸びたネギで200mmありましたので平均して1日1cm以上伸びた計算になります。特に最初の数日はあっという間に伸びていきました。
そして再生栽培で育ったネギをいざ切り取って計量してみたところ、食べられる葉の重さは5g、根に近い方は(だいぶ切って)6gでした。しかし1食分の薬味・彩りにするには十分な量ができました。
ネギの状態は初回と比べると水分量がかなり減少し、元気がなくなってしまいましたので、栄養剤などを添加するとまだ何回か収穫できたのかもしれません。今後、何度か試行錯誤していくうちに良い方法が見つかるような気もします。皆様も機会がありましたらぜひお試しください~。