生でも美味しい!有機栽培トウモロコシをいただいた。

大分県竹田市すごうの国道沿いでjazz cafe をやっている友人から、お隣の農家さんが作っているトウモロコシ(スイートコーン)を送ってもらったと、弟から連絡があったので早速お裾分けを受け取りに行ってきました。

トウモロコシ(スイートコーン)は、どうやって食べるのが一番美味しいのか?

聞けば、「スイートコーンは、生でも茹でてもレンジでチンしても焼いても美味しい」との生産者さんの答え。どうやって食べても美味しいんだよということですね。

トウモロコシ(スイートコーン)を生で食べてみた。

(以下、「トウモロコシ(スイートコーン)」を「トウモロコシ」と表記します)
これまでトウモロコシを生で食べたことが無いので、早速食べてみることに。
手で折ってみると、水分をたっぷり含んでいて、ジュワっとした感触。
指で粒を丁寧に芯からもぎながらいただくと、甘い!ジューシー。全然えぐみのようなものがなくとにかくやわらかくて、なぜこれまで生で食べたことがなかったのか不思議なほど。
すごく新鮮な経験でした。


トウモロコシは虫が付きやすく、周りの皮をはいで中の実を見ないと虫食いがないかどうかわからないのだそうです。無農薬で育てるのは至難の業と、お手伝いに伺っている世田谷等々力の鈴木農園さんから聞いたことがあります。そのため、鈴木農園さんではまだ売り物にしたことがないと。

これだけ立派なトウモロコシを皮つきのまま出荷するのは、かなり栽培に試行錯誤を重ねてこられたのだと想像し、大切にじっくり味わいながらいただきました。

焼きトウモロコシを美味しく作る

さて、続いては生以外でもトウモロコシを食べてみたい。
TV番組で見た、美味しい焼きトウモロコシの食べ方を思い出し、葉っぱを付けたままレンジで少しチンをして、その後グリルの上でお醤油をたらしてほんのり焦げ目がつくまで焼きました。

あまりにも実がプリプリだったため、これ以上焦がすのはもったいない気がして、良い香りがたったところで取り出してパクリといただきました!
甘~く、ジューシーでお醤油がほのかに焦げた香りが、もう至福といってもよいほど素晴らしかったです。


こちらは、後日焼いたトウモロコシ。焼き時間を少し長くして焦げ目をしっかり付けました。
水分が飛んで甘味が増して美味しかったです!これ以上焦がすとせっかくの実のジューシーさも失われてしまいそう。お好みの加減で焼き目をつけるのがいいですね。


トウモロコシの旬はいつ?

トウモロコシは、南は沖縄から北は北海道まで、日本国内の様々なところで生産されています。

最も出荷が多い時期は7月~9月頃で、9月も北海道産トウモロコシを良く見かけます。
北海道といえば、トウモロコシとジャガイモを思い浮かべますが、トウモロコシの生産量は日本一で、全体の約4割を占めています。他、茨城、千葉、群馬、長野…と続きます。

9月までは、美味しく旬のトウモロコシをいただけるというわけです。

トウモロコシとスイートコーンの違いってなに?

トウモロコシをスイートコーンと呼んだり、トウモロコシと呼んだりしていますが、トウモロコシとスイートコーンの違いは何なんでしょうか。

答えは、主に国内で作られて食用にされているトウモロコシをスイートコーンと呼んでいます。

デントコーン:牛、ぶた、にわとりのエサや工業用(でんぷんや菓子の原料)のもので、外国から多く輸入されています。国内でも牛のえさとして、青いままの葉や茎を食べさせます。

スイートコーン:スーパーや屋台でうられているもので、主に国内で作られます。缶詰や冷凍でも売られています。中華料理につかうヤングコーンというものもあります。

ポップコーン:爆裂(ばくれつ)種ともいわれ、煎るとぽんぽんはじけます。

とうもろこしは、もともと中南米の暑いところの作物ですが、だんだんに寒いところでも作れるよう品種改良され、現在世界中で生産されています。

農林水産省 消費者の部屋 より抜粋

枝豆とトウモロコシ(スイートコーン)は、美味しくて手軽にいただけてビールにも合うので、個人的には旬の間は毎日食べたい食材です。

トウモロコシのレシピはこちら

山口かをる(畑料理研究家)

山口かをる(畑料理研究家)スパイシーなお料理はおまかせください

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