旬の味覚!今年も、さつまいもの芋づるを味わい尽くす

さつまいもの芋づる(茎の部分)が美味しいのは、まさに今だけの楽しみ。秋から初冬にかけてが旬で、この時期は特に皮がむきやすく、美味しく栄養価も高まると言われています。

1.芋づるの栄養と魅力

芋づるは、ただ美味しいだけでなく、うれしい栄養がたっぷり!

  • 食物繊維:非常に豊富で、腸内環境を整えてくれます。免疫力アップや美肌効果も期待できますよ。
  • ミネラル類:鉄分、カルシウムなどが含まれています。
  • ビタミン:ビタミンC、E、K、βカロテンなども比較的豊富です。
  • ポリフェノール・ルテイン:抗酸化作用がある成分も含まれており、老化の原因となる酸化を抑制する効果も期待されています。

安価で手に入ることも多く、家計にも体にも嬉しい食材です。

2.下ごしらえの「時間がかかる」を乗り越えて!

芋づるの調理で唯一手間がかかると言われるのが、あの筋をむく下処理ですよね。でも、このひと手間が、シャキシャキとした心地よい食感を生む秘訣です!

  1. 筋取り:茎の端を少し折り、爪でつまんでスーッと筋を引いて剥がします。新鮮なものほど剥きやすいですよ。
  2. 水にさらす:剥いた芋づるを水に30分ほどさらしてアクを抜きます。これで色もきれいに保たれます。
  3. カット:食べやすい長さに切れば下処理完了!

今年は、豚のバラ肉を煮た鍋で炒め煮をやってみた

バラ肉で煮豚を作った鍋をそのまま使ってきんぴらを作りました。我ながら最高に賢い選択でした!
肉の旨みが染み込んだタレが、芋づるのシャキシャキとした食感と絡み合い、極上の一品になりました!少々手間はかかりますが、美味しく滋味深い秋の味です。
そして、お鍋もピカピカ!まさに一挙両得、理想的なサステナブル料理ができました。

一本一本丁寧に皮を剥く。
ポキっと下りながら剥くと比較的スムーズ
バラ肉を煮たお鍋を活用!味が染みて美味し~

保存も可能
炊き立てのご飯に乗せていただきます~♪

4.おすすめの美味しい調理法

きんぴらは王道ですが、芋づるのシャキシャキ感を活かした他のおすすめ料理もご紹介します。味が染み込みやすいので、ご飯のお供にぴったりですよ!

きんぴら醤油とみりんで甘辛く味付け。ごま油で炒めることで独特の風味が引き立ち、食物繊維の食感が楽しめます。鷹の爪を少し入れると、ご飯がどんどん進みます。豚肉やひき肉と炒めても美味しい!
佃煮醤油、砂糖、みりんなどで甘辛くじっくり煮詰めます。保存がきくので、たくさん手に入った時に最適。鰹節をたっぷり入れると旨みがアップします。
炒め煮油揚げや干し椎茸など旨味のある食材と煮るのがおすすめです。炒めてから煮ることで味が浸み込みやすくなり、シャキシャキ感も残ります。
煮物汁物和風だしや豚汁などに使うと、煮込むことで溶け出した栄養素も汁ごと無駄なく摂取できます。
油炒めシンプルにごま油やニンニクで炒め、塩胡椒と少しの醤油で仕上げるだけでも絶品。芋づるの独特の風味を楽しめます。
天ぷら素揚げや天ぷらにすると、おつまみにも最高です。お蕎麦に乗せてもGood!

せっかくの旬の味。ぜひ、色々な調理法でこの時期ならではの美味しさをご家族で楽しんでくださいね!

こちらの記事では、さつまいもの芋づるをより詳しく紹介しています。


Kuwatoteキッチンでは、旬の食材を美味しく、賢く活用するアイデアをこれからもお届けしていきます!

山口かをる(畑料理研究家)
山口かをる(畑料理研究家)スパイシーなお料理はおまかせください
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