【保存版】パワーにあふれた一生で納得。タケノコは、健康と美髪を育む春のスーパーフード!


春の訪れとともに顔を出すタケノコ。1日に30cm以上も伸びるその「爆発的な生命力」をご存知ですか?

実はタケノコは、世界的な科学誌『ナショナル ジオグラフィック』でも「栄養豊富なスーパーフード」として注目されるほど、健康と美容へのポテンシャルを秘めています。

今回は、冬眠明けの熊も愛用する(!)タケノコのデトックスパワーから、美髪に嬉しい成分、そして米ぬかを使わない驚きの裏技アク抜き法まで徹底解説します!


タケノコは、竹の地下茎から出てくる若い芽のこと。その成長スピードは凄まじく、地上に顔を出してからわずか10日ほどで「竹」へと成長してしまいます。私たちが美味しくいただけるのは、ほんの一瞬、命のエネルギーが凝縮された時期だけなのです。


タケノコの「一生」は、植物界の中でもトップクラスにダイナミックでミステリアス。驚くべきライフサイクルを探りました。

成長のステージ特  徴
① 地下での誕生地下茎(根っこ)は1年に最大5mも伸びる。タケノコを最も多く産むのは、元気な3〜4年目の地下茎
② 爆発的な成長期地上に顔を出してからわずか10日で竹になる。成長のピーク時には、なんと**1日に80cm〜100cm(約1メートル)**も伸びる。
③ 1本の寿命約10年〜20年。ただし、タケノコを産む力が強いのは最初の5年ほど。
④ 竹林全体の寿命約120年に一度、一斉に花を咲かせて、竹林ごと一瞬で一生を終える。

ステップ1:地下での長い準備期間(誕生)

タケノコは、地上の竹から突然生えてくるわけではありません。竹林の地面の下には、縦横無尽に広がる「地下茎(ちかけい)」という巨大なネットワークがあります。 この地下茎は、良い土壌なら1年に5mも伸びるほどの生命力を持っています。そして、主に3〜4年目の若い地下茎から、春の訪れとともに新しい命(タケノコ)が芽吹くのです。

ステップ2:1日1メートルの爆発的成長(青年期)

「タケノコは地上に顔を出してから10日で竹になる」と言われます。 特に成長のピークを迎えると、1日に80cm〜100cm(約1メートル)という、植物としては信じられないスピードで一気に天へと伸びていきます。

【なぜそんなに早く伸びるの?】 普通の植物は「先端」だけが伸びますが、竹には最初から約60個の「節(ふし)」があり、すべての節に成長点があります。 つまり、約60箇所のパーツが「せーの!」で同時に一斉に伸びるため、目で見えるほどの爆発的なスピードになるのです。なお、この節の数はタケノコの時から大人の竹になっても一生変わりません。

ステップ3:竹林を支えるネットワーク(成竹期)

成長が止まると、タケノコの皮が剥がれ落ち、立派な「竹」になります。 1本の竹の寿命は10年〜20年程度ですが、5年を過ぎると地下のネットワークに栄養を送る力が衰えてきます。そのため、タケノコ農家さんでは5年目の竹を伐採し、常に若い竹へと世代交代(循環)をさせることで、毎年おいしいタケノコを維持しています。


ステップ4:120年に一度のミステリー(開花と終焉)

竹の本当の「一生の終わり」は、映画のようにドラマチックです。 実は、竹も植物なので「花」を咲かせます。しかし、その周期はなんと「120年に一度」。 竹林の竹たちは、地下で繋がったひとつの運命共同体(クローン)であるため、120年が経つと、老いた竹も若い竹も、竹林全体の竹が一斉に青紫色の花を咲かせ、その後、一瞬ですべて立ち枯れて一生を終えるのです。

(おまけ)実家の竹のびっくり話

筆者の実家では、父が竹の風流さを好み、庭に細い竹を植えていました。観賞用としても日よけとしても、隣家の目隠しとしてもよかったのですが、あるとき、なんと家をまたいで玄関先に竹が。そこだけ土だったのです。他は家の土台をコンクリートで固めていたので、竹が生えてこられなかったのですね。昔の木造の家では、「竹が畳を突き破って生えてきた」という話を聴いたことがありますが、それほどの力と勢いを持っていると思うと感動すら感じます。
さて、玄関先に生えてきた竹は、うまいこと道路からの目隠しといい感じの植栽風になり、そのままに家の一部になりました。
隣家にまで竹が生えて、害が及んでいなかったのは幸いでした。

出典・参考元:タケノコの一生
林野庁(農林水産省)「竹の性質・地下茎の生態」
日本農業新聞(DASH村・明雄さんの農業ノート参考)


ナショナル ジオグラフィック誌も認めるタケノコのパワー。特に注目したいのは、以下の3つの成分です。

① 黒髪の味方「チロシン」

タケノコの節にある「白い粉」、洗い流していませんか?実はこれこそがアミノ酸の「チロシン」。髪の黒い色素(メラニン)の原料となり、白髪ケアや健やかな髪を育む大切な成分です。


② ハリ・コシを呼ぶミネラル「シリカ」

竹の強靭さを支えるミネラル「シリカ(ケイ素)」。コラーゲンと結びつき、髪にハリとコシを与え、爪や肌を健やかに保ちます。

③ 熊も選ぶデトックス力「食物繊維」

不溶性食物繊維が豊富で、その量はキャベツの約1.5倍!冬眠から目覚めた熊がタケノコを真っ先に食べるのは、体内の老廃物を一気に掃除する「自然の摂理」に適った行動なのです。



「タケノコは下処理が大変」と思っていませんか?実は「重曹」を使えば、米ぬかなしで劇的に簡単にアク抜きができます。

準備するもの分量
生のタケノコ1本
タケノコが浸かる量
重曹(食用)小さじ1/2

手 順

  1. タケノコの皮を数枚剥き、先端を斜めに切り落とし、縦に1本深い切れ目を入れます。
  2. 鍋にタケノコ、水、重曹を入れ、落とし蓋をして弱火で40〜60分茹でます。
  3. 竹串がスッと通ったら火を止め、茹で汁の中でそのまま冷ます
  • ポイント: 重曹のアルカリ成分が繊維を柔らかくし、えぐみを溶かし出します。茹でた後は、茹で汁の中でゆっくり冷ますのがコツです!

タケノコの「チロシン」と、牛肉の「亜鉛」は、髪を合成するための黄金コンビ。さらにピーマンを加えて最強の美髪、育毛レシピに仕上げました。
チンジャオロースーよりもタケノコを大きめ(櫛形)に切ることで、特有のシャキシャキ食感が生まれます。
ごはんやビールのお伴になる、ボリュームのある逸品に仕上がります。簡単にできるので、ぜひ作ってみてくださいね。


各食材の栄養素と役割

食材栄養素髪へのメリット
タケノコチロシン・シリカ黒髪の健康を保ち、髪にハリ・コシを与える。
赤身の牛肉亜鉛・タンパク質髪の主成分「ケラチン」の合成を強力にサポート。
ピーマン(赤)ビタミンC、βカロテン亜鉛の吸収を助け、頭皮のコラーゲン生成を促進。

※赤ピーマンは、緑のピーマンに比べて、ビタミンCが約2.4倍、βカロテンが約3倍なので、今回は赤ピーマンを使います。

材料(2人分)

  • 茹でタケノコ:150g(大きめの短冊・櫛形切り)
  • 牛もも肉(または赤身スライス):150g
  • 赤ピーマン 1個
  • 生姜:1片(千切り)
  • 調味料:オイスターソース(大1)、醤油・酒・みりん(各小2)、ごま油

作り方

  1. 油に生姜を入れてタケノコとピーマンを炒めます。
  2. 1に焼き色が付いたら端に寄せて牛肉を焼きます!
  3. 全体に火が通ったら調味料を絡めて完成。

  • 冷蔵: 水に浸して毎日水を変えれば1週間ほど。
  • 冷凍: 砂糖を薄くまぶして冷凍すると、繊維が壊れず美味しさが長持ちします。
  • 水煮パック: 4月〜6月頃には、香りの高い「新物」の水煮が出回ります。生のタケノコが手に入らない時期は、ぜひ「白い粉(チロシン)」が残っているものを選んでみてください。





毛髪診断士 も推奨!

タケノコそのものはイネ科ですが、春に旬を迎える「デトックス野菜」としては、ブロッコリーやキャベツといったアブラナ科の仲間たちと並んで食卓の主役を張ります。
特にブロッコリーとは「成長エネルギーを取り入れる」という点で共通する、春の最強パートナーです。


「皆さんの地域では、タケノコをどんな風に食べていますか?

「このレシピ、作ってみたよ!」「私の地域ではこうやって食べるよ!」といった楽しいご報告など、ぜひコメント欄で教えてくださいね。メンバーの皆さんからのコメントには、クワトテメンバーが心を込めてすべてお返事させていただきます!

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山口かをる(畑料理研究家)
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