みかんとメジロ かわいい写真と動画で紹介

「メジロ」ってどんな鳥?

12月に、みかんについたカイガラムシを取っていた時に見かけた小鳥。うぐいすのような色をしていて、目の周りが白くてかわいい。
でも、、、みかんに穴をかけて食べている!しかもいかにも美味しそうなのを狙って!!

放っておいてよいものか。

しぐさがかわいいので、そっと見ながら、もくもくとカイガラムシを落としていきました。

「うぐいすが、みかんを食べていたよ~」と興奮気味に休憩時間に伝えたら、

「うぐいすみたいだけどね、メジロっていうんだよ。目の周りが白かったでしょ?」とおかみさん。

メジロっていったいどんな鳥なのか?

調べてみると…

メジロは英語で、white-eye

メジロはスズメ科の鳥で、全長は約11~12cm。スズメより少し小さい大きさです。公園や市街地にもいるようなので、見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
うぐいすと間違う方もいると思いますが、本物のうぐいすは山の中にいるので、市街地で見かけることはまずないでしょう。

目の周りが白いから「メジロ」
英語では、「white eye」というようです。

メジロは花や果実が好きなのですが、実は果物の皮を破る力はなく、他の鳥(ヒヨドリなど)がつついた後のみかんを食べているようです。確かに身体が小さいのでくちばしも短く、力も弱そうです。

こうしてみると畑にとっての害鳥は、「ヒヨドリ」ですね。(別にも書きますが、今シーズンはヒヨドリがブロッコリーの葉っぱの美味しさを知ってか、ほぼ食べつくしてしまいました。そのため、いつもならたくさん採れるブロッコリーの脇芽が出てこなくなり、販売量ががた落ちでした。人気商品だったのに残念です!)

こちらが、ヒヨドリ。全長27.5cmとメジロに比べてかなり大きいです。葉っぱも食べますが、花の蜜や果実が大好きなんだそうです。

メジロに濡れ衣を着せてしまっていました。申し訳ない。

メジロはこんな語源にもなっていました。

メジロは、「めじろ‐おし【目白押し】」の語源になった鳥だった

《メジロが樹上に押し合うように並んでとまるところから》

1. 多人数が込み合って並ぶこと。また、物事が集中してあること。「今年は洋画の話題作が―だ」

2. 子供の遊びの一。大勢で横に並んで押し合い、列外に出た者がまた端に加わって押し合うもの。

goo辞書より

 

小さくて色もきれいな鳥なので、たくさん並んで止まっていたらかわいいでしょうね。


レモンはなぜ鳥に狙われないのだろう??

みかんは鳥にたべられてしまうのに、近くに植わっているレモンは鳥が食べている様子はありません。

なぜ、レモンは鳥に狙われないのでしょうか?レモンの実が成ってから収穫までの様子を観察し、どうして酸っぱいのか調べてみました。↓の記事もご覧くださいね。

レモンはどうしてすっぱいの? レモンの一生 


メジロは飼育できる?

また、メジロは鳴き声がかわいい鳥でもあります。ザ・小鳥の鳴き声!のような鳴き方です。

このように、被害を起こすわけでもなく、うぐいすのような見かけで、鳴き声もかわいいので、つい見かけたら保護したり、飼育したりしたくなりそうですが、これはいけません!

鳥獣保護法によって禁止されていて、罰金が科せられます。

飼育はできませんが、、、

鈴木農園では、みかんをゆっくりとついばめる様に、売れなくなったみかんを置いてエサ台まで手づくりしていました。

警戒心が強いメジロですが、ビデオを撮ったときは、一羽はかなりの警戒心で回りを年中見ていて、私が近寄ったらすぐに飛び立ったのですが、ご覧のとおりもう一羽は、ずっとみかんを食べていました。よほど甘くて美味しかったのでしょう。

みかんは食べやすいように、ちゃんと皮まで剝いてエサ台に乗せていました。

さすが、生き物への愛の強い鈴木農園の方々です。

山口かをる(畑料理研究家)

山口かをる(畑料理研究家)スパイシーなお料理はおまかせください

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